ULザック自作その2

前回作ったザックよりも少し大きいものを作ることにした。
前回が24Lなので今回は32Lくらい。
夫用なので背面長も長く設計してみた。

特に何も参照していない完全な自己流なので、使えるアイデアがあれば使ってもらって構わないけれども、出来上がりを保証するものではない。こうしたらいい、こうすればもっといい・・・、と考えるのがMYOGの面白さだと思うので、たたき台にでもなれば。

まずはショルダーベルト部分を黒のコーデュラナイロンで取る。

体に当たる方は前回と同じくクッション性のあるメッシュ素材で。


こんな感じのメッシュ。3Dメッシュと呼ぶのかな。


2枚合わせて縫製。ごく普通に直線縫いなので、ずれに注意するくらい


中に入れるクッションは銀マット(!)


銀紙はペリペリと音がするので剥がした


クッションを中に押し込むと、俄然それっぽくなるから不思議だ
続けて、ショルダーベルトに縫い付けるナイロンテープを作る。このアジャスタがショルダーベルトの先端に来る。


縫い付けたところ。少し余裕を持たせながら、適当な間隔でステッチを入れておく。
あ、Dカンを入れるのを今回も忘れた^^;


ショルダーベルトにナイロンテープを縫い付ける時には、ほつれたりしないようにバッテンも入れて何度も往復させる


背面パネルにショルダーベルトをとりあえず置いてみる。本当はもうちょっと縫合部分が大きい(長い)ほうがよいと思う。これはけっこうギリギリ・・・


補強のナイロンを置いて縫いまくりの図。かなり縫い込んだが、前述のようにせめてあと1センチ長く中に入れられればよかったと思う。反省点。
真ん中のテープは、最後に荷物を締めるための重要なパーツ、忘れないように。

ショルダーベルトの「受け」。
矢印みたいな三角の部分は四角く縫い合わせてから三角に切ったナイロン生地。それにナイロンテープを差し込んで縫い合わせている。これがザック背面の最下部あたりに来て、このテープがショルダーベルトと合わさるわけだ。


ウエストベルトも作っておいた。2.5センチ幅のすこし厚手でクッション性のあるナイロンテープを使っている。
ザックが大きいので、もう少しウエストベルトを考えてもよかったかもしれない・・・。


ポケット部分切り出し。
メインのポケットのほか、左サイドに1つ、右サイドには2つ、ポケットを作ろうと思う。


ポケットは、口の部分を三つ折りにしてゴムを入れるか、グログランテープなどでパイピングしてゴム(紐でもいい)を入れるか。どちらでもよい。使ってみてダメだったら別の方法にすればよい。
調節ができるようにすることも可能だが、メイン以外の3つのポケットについては、両側ゴム縫い付けにしている。小さく軽くともプラパーツが増えれば重さも増える。
ポケット下部にはタックをとっている。
各ポケットを作ってから、本体に配置して縫い付けておく。このように本体下部から始まるポケットの場合、口以外の3辺は縫い代の中に縫い込まれるが、ここでもきちんと縫い付けておけばより強度が増すだろう。

4つのポケットを縫い付けたところ。
本体はメインとサイドを1枚の生地で同時に取っている。わざわざ切り分ける必要はないしこのほうが強度が高いはず(多くのULザックもこの方法で作られているのでは?)。
メインの幅も両サイドの幅も適当に決めればよく、あまり難しく考える必要はない。
ポケットの端はメイン生地の端と、生地の中でそれぞれ接し合っている状態。ここまで出来たらこれを丸ごと裏返し、メインとサイドの合わさるラインを縫い代1センチで縫う。
立体になるわけではないが、メインとサイドの境界線が出来、どんどんそれらしくなっていく。

長くなったので今日はここまで。

 

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