カレーミョからは一気にマンダレーまで行くバスもある
あるいは多くの人はその一気コースを選ぶのかもしれない
私は時間だけはある、刻んで細かく行くことにした
刻んでガンゴーへ向かう
ガンゴー、殆ど誰も行かない町だと思われる。
多くの人はこの町をバスで通過して行くだろう。町の名さえ知らずに過ぎて行くかもしれない。
モンユワまではおよそ9~11時間かかるらしいので、途中で区切りたいと思うと、ここ位しか思いつかない。
ただそれだけの理由で、ガンゴーという町へ行くことにした。
尤も、いつかチン州へ入る時があるとしたら、その時はカレーミョかここガンガーが一つの玄関口になると思われる。下見、というわけではないが、何となくどんなところ、という印象だけでも持っておいて無駄ということはないだろう。
バスは7時発。
それなのにホテルには6時に迎えに行くと言う。
あちこちピックアップする、その最初が我々なのかな?
でもどう考えても6時には来ない気がする・・・。
でも真面目な日本人は6時にはロビーでスタンバイ。案の定来ない。
そのうち宿の人が、「朝食食べて行けば」と言ってくれ、お茶とパンだけ食べられた。
結局迎えは7時直前。それからすぐ近くのバス駅に戻り、何をしているやら時間調整。
こんなことなら7時にバス駅と指定される方がずっとマシなのだが。
バスは結局7時半くらいに出発した。
出発してからも、所々でお客さんを拾う。みな結構余裕で、家の中にいたりする。クラクションを鳴らして、しばらくして特に急ぐわけでもなく出てくる。こういうところは見習いたいな。
ピンが奥に行っているが・・・。モヒンガー。ミャンマーのソウルフードらしいが、エリアによってかけそばとつけ麺とに分かれるようだ。北部エリアでは圧倒的につけ麺だった。因みにシャンカオスエでさえ、汁なしのところが結構ある。
バスは再び走り出す。靄が消えて晴れてきた。気温も上がっていく。
因みに、カレーミョからモンユワへは、東へ進んで川にぶつかるカレーワへ行き、そこからチンドウィン川に沿うように南下するコースがあるのではないか(地図上細いイエローの線)と考えていたのだが、バス駅で訊くとガンゴーを通るコースしかないと言われた。そんなはずはないように思うのだが。モンユワ直行ならガンゴー周りしかない、という意味だったのか。
何しろ言葉ができないのでわからないことばかりだ。
因みにタイトル画像に入っているAH1とは、アジアンハイウェイ1号線のこと。出発点は何と東京日本橋である。AH1はミャンマーからインドに入り、ずっと西のトルコまで行く。詳しくは下記をどうぞ。
AH1 アジアハイウェイ1号線についてのWiki
途中、幼稚園号はいきなりUターンして猛スピードで逆走し始めた。お客さんを積み忘れたのか、何か受け取るべき荷物を忘れたのか。どんどん走る、感覚的には10キロ以上戻ったと思う。すると一緒に出発した同じ会社のバスが路肩に停まっていた。その向こうに大型のトラックが2台。
どうやら接触事故を起こしたらしい。その車の運転手が、助っ人を呼んだのだ。
もちろん警察は呼ばない。
どう決着したかはわからないが、15分ほどしてバスは再び発車した。
ガンゴー到着
バスはガンゴーの町に入り、とあるホテルの前で停まった。
ホテルからはすかさずスタッフが出てきて、我々の荷物を中へ持って行ってしまう。
これは、ここに泊まらないわけにもいかないな、という感じだ。ホテル自体は新しく、スタッフの感じもいい。英語は一言も通じない。
値段もまあ予想していたくらいの額だったので、泊まることに。
ガンゴーまで4時間、11時には着く予定が、結局着いたら1時だった。
翌日のバスの予約をしなければならないので、宿のスタッフに相談すると、お互い言葉がまったく通じずお手上げとなる。スタッフは外に出て行き、少しして男性を1人連れてきた。この人がわずかだが英語が話せ、スタッフに指示してくれて、無事にチケットが予約できた。
本日の移動 カレーミョからガンゴー バンバス8,000チャット
本日の宿 YMA HOTEL 30,000チャット
昼ごはん 2,500チャット 夜ごはん 3,500チャット
1,000チャット=75円、49ルピーくらい
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