2023年2月14日から3月9日まで、台湾に行ってきた。
今回の目的は、一度やってみたかった自転車旅行を台湾で!
コロナ後の情報はほぼない中、いつもどおりぶっつけ本番で行ってきた。
DAY8.9
台南で風邪療養のため連泊。まる2日休んだ。
食っちゃ寝の2日だった(^^;
DAY10 2/23 台南から東港へ
台南を出て南下を続ける。
国道1号線を主に走った。
道路も広く走りやすい。黄色い花の街路樹がきれいだった。紫の花が咲く街路樹もあちこちで見かけた。さ~くら~~~~さ~くら~~~~~、にじゅう~ねん~ま~えに~~~~、と歌いながら走った。
台湾でも自己啓発やビジネス系が人気なんだなと思った。岡本純子って有名な人なのかな?
昼近くになり、安全に入れる食堂を探していたら、ちょうどお堂の敷地内にある屋台を見つけた。
どこから来たの、に始まって環島の話をしばし。屏東へ行くか東港へ行くかで迷ってると話すと、
マグロ! の大合唱。東港はマグロが有名だそうだ。
ということで、進路を変更(屏東方向、やや内陸方向へ向いていた)して海へ向かうことに。
店を出る時にいた堂守のおばあさんが、何度も何度も「気をつけて」と言ってくれたのが記憶に残る。
最後川沿いを延々と下り(なのに上りだったり)、橋を渡って東港へ。
あと足首に近い辺りも同じように。毛細血管が見えているような赤さだ。痛みはない、痒みも殆どない。これなんだろう? きつめのタイツをはいて日に当たったことくらいしか思い当たることがない。
走行距離 76km
所要時間 6時間
距離の割には早かった。ほぼ平らだったのだと思う。
DAY11 2/24 東港から四重渓
朝のうちは海に沿って走る。
昼頃はちょっと海を離れて走っていた。
目の前に高架が出てくるたびにがっくりした。上りが始まる直前に信号があって止められたりすると、ほとんど殺意に近い憎悪を覚えた。まだこの頃は前のギアを動かせず(うまく動かないので)、後ろを目いっぱい下げて上るのだが毎回限界だった。上がっても下がるという、この無駄な上りを何とかしたかった(できないが)。
しばしば、高架ですら上り切れずに押して歩いていた(^^;
コンビニでマップを見ていたら近くに鉄道駅があった。枋寮だ。ここからはアップダウンが結構ありそうな予感があり、今日のうちに四重渓まで行くことを考えると、ちょっと列車で距離を稼ぎたい。列車最終地点の枋山まで行っちゃおうと思い、今回初めての列車に向かってGO!
のっけから道に迷って駅に着かない……。ようやく着いて駅員に切符のことを訊いてみた。
大変親切な駅員であった。
「枋山まで行きたいんですが」
「枋山? 墾丁に行きたいの? それならバスがここからあるよ」
「えと最終的には大武に行くんですが今日は車城までと思ってて」
「大武なら次の列車は……」
「あ、えと、自転車で」
てな会話の後、彼は言った。
「次の列車まで1時間半もあるので、自転車で行った方が早いよ。夕方にも大武への列車があるし、もし自転車なら、大武まで5時間くらいだから、夜7時台に台東へ行く列車に乗れるよ」
ほんとうに親切な駅員だった。
走って行けと。
私は丁重に礼を述べ、駅を後にした。国道から駅までの往復が無駄足になってしまった(^^;
最初のうちはまだよかったが、枋山に近づくとひたすらの上り、下って、また上り、下り、その坂の長さや傾斜もきつくなっていき、
「だから列車に乗りたかったんだー!」
と何度も叫んだが、海風に虚しく飛ばされていくばかりだった。枋山を過ぎると道は冗談か悪意を持って作っただろうと思うくらいに上り下りの連続になり、泣きたくなった。ほんとにこの日は限界まで足を使ったと思う。これまでの高架などは赤ちゃんレベルだった。
車城には入らずに手前から左折して東に向かい、四重渓を目指す。グーグルマップに従うとお墓に連れて行かれたり、無駄な上りがあったりした。最後は県道? に出て上る。工事現場があると1車線を走らないとならず、上りだから下りて押したいけどそれも出来ず、後ろから抜かれ前から突っ込んでこられるという怖い思いをした。雨も降って来た。
たどり着いて宿を探し、シャワーを浴びたら雨がやんだ。
たぶん泊まれると思う。
私が泊ったのはいちばん峠に近い方の小さな宿。部屋に温泉が来ていてうれしかった。
食べ物屋がなくて仕方なくコンビニでカップ麺。
走行距離 58km
所要時間 5時間
淡水を出発したこの自転車旅行、今日で東海岸が終わる。最南端は駅員も言っていた墾丁だがそこは目指さないので、ここが私の環島の最南端ということになる。
明日は山越えをして西海岸へ抜ける。最大の難所が待っている。
天気予報を見ると、風。晴れでも曇りでも雨でもなく、風。ぞっとする。
コメント
[…] 2回目書きました […]