2023年2月14日から3月9日まで、台湾に行ってきた。
今回の目的は、一度やってみたかった自転車旅行を台湾で!
コロナ後の情報はほぼない中、いつもどおりぶっつけ本番で行ってきた。
DAY1 桃園空港到着、淡水へ
昼前に桃園空港に下りる。予想通り、コロナ検査キットは空港内に山積みなれど係員もおらず、勝手に欲しい人は持って行ってという感じだったのでスルーした。後で問題にならないとは言い切れないので自己責任で。
桃園機場からはMRTでいったん台北へ、乗り換えて淡水へ。
今回淡水を出発点にしたのは、台北市内を走行するリスクを回避したかったのと、海沿いラインは起伏が少ないのではと考えたことと、レンタル自転車屋が複数あって価格も安めだったこと、この辺りで決めた。
淡水は雨だった。
予約していたゲストハウスがわかりづらく迷って到着。早速自転車について訊いてみるが、目ぼしい情報はないようだ。対岸の八里にはあるけど、という話だった。そこは私もチェック済、しかし自転車を借りてこっちへ持って来て、という煩雑さは避けたい。まずチェックしておいた淡水の自転車屋を当たることに。
ところが。
4軒チェックしていたのだが、ぜんぶ休業または廃業していた・・・!
これは困った。町中のジャイアント(直営かどうかは不明)で訊いてみると、一応ありそう。そこにゲストハウスのオーナーが心配してか来てくれて、話をまとめてくれた。
20日間で4600元のところを4000元にまけてくれた。自転車にはライト、リヤバッグ、鍵がセット。自転車のよしあしはわからない、選択肢はなかった。これ、と言われたものを借りた。
今回ジャイアントを避けたのは、出発前に見た公式サイトでのレンタル料金が1日2475元から、というべらぼうな値段に跳ね上がっていたため。淡水では昔の値段(3日1200、以後1日毎に200)で計算してくれてたすかった。尤も、後々わかるが自転車が古くて重くて大変だった。
DAY2 淡水から新竹
自転車屋で自転車を借りて宿に戻ると11時少し過ぎ。急いでパッキングして出発。
まず対岸の八里へ渡るのだが、渡し船がなかなか来ない。やっと来て渡ると12時半を過ぎていた。
八里の埠頭を出発したのは1時前。
今日は新竹まで75kmを走る予定だ。そんなに走れるのか、日が暮れないか、不安。一応テントは持っている。最悪は途中でテント泊する予定。
右手には常に海。風はどちらかというと南向き、つまりは追い風。
国道61号を主に走っていく。他の道路や川を越える高架のアップダウンが頻繁にある。ギアを目一杯落として越えて行く。
2時間ほどで何やらお堂に着いた。鉄馬休憩歓迎と書いてあるので寄ってみてトイレを借りた。お礼にお布施を置こうとしたら線香を渡され、お祈りの指導を受ける。1人だけいた堂守のような女性は、自分も3年前にやったのよと言っていた。
さらに走る。
だんだん日が暮れてくる。
夕日が海に沈む。この時点で新竹までまだ20km以上ある。
そこからはライトを点け、夜の国道をひたすら走る。走って走って走る。
新竹到着は夜の7時近く。国道沿いのビジネスホテルに泊まる。安いがカラオケが階下にあり、夜中までうるさかった。台湾もカラオケに汚染されているのか、以後気を付けねばと思う。
走行距離 77km
所要時間 7時間45分
DAY3 新竹から通霄鎮
トンシャオと発音する小さな町まで走る。
湿地のようなところにあるサイクリングロードをしばらく走る。車が来ないのは楽!
専用道の中の橋
地元のサイクリストに撮ってもらった。週末とあってロードレーサーがたくさんいた。小さな坂を登れず押していたらこの人に声をかけられた(^^;
国道を逸れた道にはこういうお堂がたくさんある。こういう場所でテントを張らせてもらう予定だったが、やらずにすんでよかった。
通霄鎮の宿。銀座大旅社800元。この旅最安値。駅前に一軒あって見に行ったのだが、4時までチェックインできない電話もかけてくるな、という張り紙があってやめた。3時前で待ち時間が長いし、不親切。
部屋というかベッドで埋まっている一部屋。トイレシャワーは部屋にある。お湯も出るが出口はホースの先で、そのホースは自分が持って何とかする。嫌いではない。
走行距離 51km
所要時間 4時間半
DAY4 通霄鎮から台中
台中に行く気はなかった。どうやら高台にあるらしく、町に入るにはえらい坂を上るそうなので。回避して海沿いを抜ける予定だった。
なのになぜ行ったかというと、お尻が痛くて死にそうだったから。スポンジ? がついたパンツを買わなければもう無理、と、泣き泣き台中へ。
この日はかなり体調が悪く、まったくスピードが出ない。
今までは2-6から2-8 あたりのギアを多用して走っていたのに、この日は2-6が漕げない。2-5以下で走っていた。
川沿いの道をどこまでもどこまでも上がっていくのがきつかった。
この日唯一撮った写真。ただの町中。
台中へ入るきっつい登りはもちろん押して上がった。
台中のはずれで電池切れ、ホテルに飛び込む。
デカトロンに行って自転車用パンツ、ハンドルに付けるカバン(スマホケース付き)を買う。
走行距離 41km
所要時間 5時間半
DAY5 台中から員林
前日よりは体調もマシ。自転車用パンツも多少は効果があるような。
しかし台中の市内を抜けるのが恐怖。大きな町に入ると2輪レーンはなくなったり、あっても路駐で使えなかったり、そこをまったく減速せずに巨大トレーラーやバスがすれすれを狙って突っ込んでくる。ちょっと日本では考えられないような気がする。特に公共バスの攻め方が異常に思えた。
見づらいが環島1号線の看板。あるところにはある、なんでここにないんだと思うこともよくある・笑
高鐵の列車が走っていく
パイナップル畑
途中のセブンでエネルギーチャージ
ルーロー飯。町の大きさにもよるが、25-50元くらい。
走行距離 46km
所要時間 3時間50分
DAY6 員林から嘉義
だんだん暑くなってきた。晴れるのはありがたいが暑い!
なるべく早く出発して、午後早く到着したい。
大きな赤い橋を渡る。一車線で車もバイクも容赦なく襲ってくるから怖くてしょうがない。
渡り終えたところに小さな公園があり、そこで写真を撮った。
嘉義到着。嘉義といえば嘉農、ということで夜になったがモニュメントを見に行く。
じゃーん。まあ、特に何と言うこともないけど。
台湾と日本の歴史に思いをはせる。
市内の繁華街
バイクは本当に多い。
走行距離 67km
所要時間 5時間
DAY7 嘉義から台南
出発すると自転車専用道に導かれたのでそちらへ行く。
昔の鉄道線路の跡地を利用したグリーンロード。自転車と歩行者のみ。
よかったのだが、ここを走ったせいで北回帰線を通過したことがわからなかったし、モニュメントも見損なった(^^;
こんな道もたまにはある。だが基本は自動車道路の端っこを走る。台湾は自転車にやさしいとよく聞くが、どうなんだろう? そういう部分もありますね、というくらいではないかな。特に車やバイクの遠慮のなさは日本とは比べられないと思う。
後壁という駅を通った。
嘉義から23KM!
初めて見かけた自転車一周の人
台南市内に入る。大きな交差点を私は左折してきてここにいる。信号が変わって間に合わなかったオット氏を待っているところ。信号に入った瞬間に黄色になったのはわかったが、そこから反対側が青になるのが感覚的に早すぎる。右側通行で自転車は二段左折が原則なので、直進しようと待ち構えているバイク軍団の目の前に突っ込むことになり、怖かった。
台南の宿は八百屋の上。部屋は狭かったかな、大きな町は仕方がない。ここで咳が酷くなり、3泊した。日本の風邪薬をのんだ。
あとこんなのも。
走行距離 77km
所要時間 5時間
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