2019上海江南の旅・2

2021年1月7日

上海の街の中をあちこち探し回ってみたが、土布はまったく見つからない。
やはり崇明島まで行くしかないか・・・。

崇明島はかつては土布の一大産地だったと聞く。「崇明土布」という名前もあるくらいだし、数年前に調べた時には大きな土布の博物館もあるようだったので、とにかく行ってみることに。
上海からはバスで行くことができる。

地下鉄2号線で「上海科技館」へ行き、地上に出て「申崇2線」乗り場を探す。そこで待っているとバスが来るので乗り込み、終点の陈家镇まで行く。

      申崇2線バス乗り場

     このバスで島へ行く

バス乗り場には地元の人たちがたくさん並んでいた。上の写真のように横入りできないようになんとなくなっているのだが、私の後ろから来た老夫婦の奥さんのほうが、列の最前方に知り合いを見つけ、そこに横入りしようとした。すると旦那さんが「やめとけよお前」とたしなめた。奥さんは笑いながらそのまま横入りしたが、旦那さんは列を守った。
なるほど中国は変わりつつあると実感した出来事だった。

     長江を渡り始める

大きな風力発電の風車が何基もあった。ここから長い長い橋でまずは隣の島へ、それから崇明島へと渡ることになる。
崇明島は中国で3番めに大きな島だと宣伝されている。1番めは海南島だとして、さて2番めはどこだろう? そんなに大きな島ってあったっけ?
答えは、1番が台湾島、2番が海南島、3番が崇明島、ということらしい(苦笑)。

      終点の陈家镇バス駅

バス駅に案内所があったので、行こうとする場所についての情報を訊く。親切な女性がいろいろと教えてくれたが、1軒目についてはタクシーで行くほうがよさそうだった。様子を見ていたタクシー運転手が早速やってきて、交渉(ここではメータータクシーはいなかった)し、土布の私設博物館へ。

     博物館の展示品

うわぁぁぁぁぁ、その服が欲しいーーーーー!

 永○土布伝承館

○のところには、女偏に弟、の字が入る。私設の博物館なので、常時オープンしているわけではなさそうだ。私はたまたま予約客らしき団体さんとここで一緒になったので、見せてもらうことができた。何さん、という人のコレクション。何さんは「布痴」と呼ばれているそうだ(現地新聞等の情報によると)。文字通り「布バカ」ということだろう。実際すごいコレクションだった。

そこを出て、もう1件、数年前から行きたいと思っていた博物館へ行った。
三民江南文化村の中にある土布博物館。ここも見応えのある展示品が多く、時期が合えば実演もしているらしかったが、残念ながら私が行った日は他に人影もなく・・・。

崇明島の土布は手のこんだ織りが有名。単純なストライプなどは少なく、格子や、格子の中に別の柄が入り込んでいるものなど、美しいものが多い。土布というと無骨な布を想像されるかと思うが、崇明島の土布は美しい。

再び三度バスに乗り、崇明島の中心地というか最も大きな町である南門に向かう。ここからはバスまたはフェリーで上海に戻ることができるが、往路バスだったのでフェリーに乗ってみることに。
これが失敗、バスのほうが多分ずっと速いと思う・・・。

 フェリーターミナル

 これに乗ります

中年過ぎのおっさんが、同じく中年過ぎの女性にしこたま罵声を浴びせていて驚く。どうやら横入りしたおっさんに女性が注意したことへの仕返しのようだった。
横入りするオマエが悪いのに!
まだまだ過渡期だなと思う一件でした。

 やっと上海側に着

ここからがえらい遠くてかなり後悔した。
バスに乗って地下鉄駅まで行って~、的なことをやらないと上海中心地へは戻れないので、そういうめんどくささを回避したい人にはバスをおすすめします。南門からも上海へ直行するバスは出ています(陳家鎮まで戻らなくてもよいという意味)。

崇明島には1泊するつもりで出かけていたのに、気がつけば上海に戻ってきてしまいました。
あと数日どうするか・・・。
とりあえずこの日は行こうかなと思っていた古鎮に向かい、夜になってしまってたいそう不安でしたが、なんとか宿も確保できました。

古鎮の宿は青年旅舎、ユースみたいな感じです。他に宿泊客もなく静かでよかった。
 ようやくありついたこの日の夕食

古鎮の中にある、なんとなんと、猫カフェ! で出てきたパンダ弁当。日本食を意識した作りとなっております。たくあんが入っているの、見えますでしょうか。
因みにパンダは中国では「大熊猫」と書きます。猫カフェだから・・・。猫2匹いたけど寝てましたわ・笑