2025中国&ベトナムの旅7・いちばん奥のドンバンへ

2025年4月に中国雲南省~ベトナムハザン省~中国広西壮族自治区を回る旅をしました。
今回はハザンから北東方向、最奥の町ドンバン編です。

 

ハザンからドンバンへ

その日は朝から銀行巡り。奥へ行くので現金を持っておきたいのに、ATMが壊れてたり、お金が入っていなかったりで下ろせない。泊まっていたホテルからバス駅に近づく方向でいくつか当たっていたのに、最後に訊いた銀行では逆方向、つまりホテル方向に戻ってさらに先へ行ったところの銀行を教えられる。
気温は朝から30℃を超えているし、大きくはないけれど荷物も持っているからきつい。タクシーに乗ることにした。教えられた銀行に行って、ようやく現金を手にして出ると、さっきのタクシーがいる。ドンバンまで行くのなら自分の車でどうか、という売り込みだ。

ちょうど銀行を回っている時に、ドンバン行きのミニバスが走って行くのを見た。その次のバスがどのくらいの間隔で来るのかわからないし、あるのかもわからない。値段を訊いてみるとタクシー会社のアプリ(?)のようなもので距離と時間が算出されるのを見せてくれて、「それより安く行く」と。
じゃ、行こうかということになった。車は小型の乗用車、運転手は陽気な人で、家族とビデオ電話をしながら(!)の道行きとなった。

展望台のようなところ。バイクがものすごい数走っていた

途中の風景。ぽこぽこと小山が連なる独特の地形

ちょうどハザンを出る時間がバイクツアーのそれと同じような感じだったのか、とにかくバイクがものすごい数走っている。殆どは現地の人が運転していて、後ろに白人を乗せている。数十台で一つのグループ(ツアー)、それがいくつもいくつも。

ドンバンには4時間くらいで着いた。

ドンバンの中心地の1本北側の通り。バスの終点、車もここで終点

町の北側にそびえる岩山

宿から見える風景

観光マップみたいなもの

ちょっとおしゃれな建物

ドンバンの町

開発中のところはあちこちあるが、まだまだ小さな町である。歩いて一周できる。

川のこちら側を大造成工事中

泊まったホテル

同じような建物、同じような入口、が何軒もあったので、間違えて別の宿に入って行ったりしてしまった。ちょうど見ていた宿の人が「違うこっちだ」と教えに来てくれたりした。

市場では果物が豊富に売られている

パイナップルを剝いてくれる

剥かれたものも並んでいたが、新しいのを剥いてくれた。

学校かな? 町の広場

セパタクローをやっていた。足だけを使うバレーボールのようなスポーツ、インドシナの国々で人気がある。

ルンクーへ行ってみた

ドンバンは中国国境に近い。今回行先候補の一つだった雲南省富寧までは50kmもないし、いちばん近い国境まではたぶん5kmくらいだ。
ここから真北へ行ったところにルンクーという村があり、ベトナム最北端の記念塔があるそうな。ドンバンへ来てルンクーへ行かない人はいないだろうってくらい有名な場所。有名観光地には近寄らない私たちだが、ここは行ってみてもいいかと思っていた。

ルンクーへは足がない。自分でバイクを運転できない限り、バイタクに頼るしかない。これが高いしやってみてわかったが怖い。因みに、ルンクー往復で30万ドン(1台)。ハザンからドンバンへのバスは14万ドンだから、その高さがわかるかと思う。ほかにないのだから仕方がないだろうという値段なのだと思う。それにこの街に、バスで来る人間など殆どいない。ほぼすべてのツーリストはバイクツアーで来るから、バイタクには乗らない。そんなこんなでバイタクの価格が決まっている。

恐怖のバイクライドの先にあった

ルンクー入り口のモニュメント。ここだけ道路が広く立派になっている。基本は細い山道をくねくねと走る。
中国に対抗してここだけ立派になっているのかな。

ルンクータワー

下の駐車場から階段を上がってここに着く。入場料は駐車場のブースで払った。4万ドン。

中国の方向を見ていると思う

自信はない。麓のルンクー村かもしれない(^^;

ドンバンからここまで、一度も止まらずに突っ走ってきた。帰りは少しは止まってもらいたい、写真も撮りたいし。と運転手に言うと、それなら追加で20万ドン払えと言う。ちょっとムカッとする。が、すべてにおいてめんどくさいが勝るようになった年頃、10万余分に出すから麓の村に寄り、止まり止まり帰ることにした。
こういうめんどくさいことが起きるから、観光地は嫌いなんだ。

ルンクータワーの下

このカッコ、どうなんでしょ(^^;

ルンクー村

一番いいと思った景色。

村の喫茶店に入り、運転手も誘ってお茶、と思ったがお客さんが多く時間がかかりそうだったのでビンのジュースにした。運転手は35歳のコンビ、同級生なのかな。

帰りも1回止まったかな? くらいであっという間にハザンに帰って来た。
バイクタクシー、面白いことは面白いけれど(絶対に日本ではしない経験)、ものすごく怖いのでお勧めはしない。今は多分(多分だが)、ホテルで頼んだらタクシーで行けるのではないかと思う。そのほうが安いかも。

 

ドンバンの常設市場

ドンバンでは週に1度日曜日に定期市が開かれるが、日程的に合わないので常設市場に行ってみる。

市場の入り口

建物と建物の間の路地を入っていくと市場だ。

市場通り

市場の中ではどこでも同じようなあらゆるものを売っている。あまり写真も撮らなかったみたいだ。

何族なんだろう

竹の籠がいいな。中国ではだいぶプラスチックに置き換わってきていたが。

市場の中でフォーを食べる

美味しいフォー。肉もたっぷり。これで3万ドンは安いと思う。
隣の席ではハノイから来たであろう若い女性が、アクションカメラで動画を撮影していた。そして帰る時にはスマホ決済! ちょっとびっくり。
そして私たちがお金を払おうとしたら、「おいおいこれ違うぞ!」とお札を返された。0が多いお札を間違って出していた。お礼を言って正しく払った。こういう人もいる。

こういう店が好き

未だに、こういうお世辞にもきれいとは言えない店が好きだ。

お茶を売っていた

今回のベトナム・ハザン省で、いちばん後悔しているのがこれだ。お茶、買えばよかった! まだ旅も途中だしなとやめてしまったのが本当に悔やまれる。

ドンバンは最奥の地。ここから同じく最奥の地のメオバックへ行くにはバスがない。バイタクはもう懲りたので除外、乗り合いタクシーはありそうだったが朝めちゃくちゃ早いらしい。
迷った末に一旦ハザンへ戻ることにした。

(つづく)

 

 

 

 

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