2025年4月に中国雲南省~ベトナムハザン省~中国広西壮族自治区を回る旅をしました。
今回は老勐という小さな町の定期市の話です。
老勐 町や泊った宿など
元陽から南下してゆくルートの先に老勐はある。因みにここはもう紅河県ではなく金平県。故に元陽方面からの公共バスはなく、代わりに金平へはバスがある。
町は小さい。ほんとうに小さい。村のサイズだと思う。

目抜き通りから南方向への道
妙に細長い写真で……(^^;

町の中心の交差点、スイカを売っている

マンゴーやナツメ?
マンゴーはキロ6元(120円くらい)と安い。小ぶりだが美味しかった。

こんな辺境にもこんなスーパーマーケットが!
ここだけ見たら日本かと思う。町中心部にあったスーパー、客はゼロ。

町で唯一(かな?)泊まれた宿、きれいだ

なのになぜトイレが和式!?
新しそう、実際に新しい宿に見えるのに、なぜ和式なんだろう。今回中国でここだけだった。
到着した夜は大雨になり、翌日が危ぶまれた。
雨あがる~老勐の定期市
翌朝、窓の外を見ると人が傘をささずに歩いている。雨はほぼ上がっていた。

メインストリートにも露店が出始めている
市はメインストリートから南方向へすこし上がって行った道の先にある。

早速の篭屋さん

漢方薬の材料のようなものを売る人が多い

モン族の衣装と作る人用のパーツ

掬って売ってくれる豆腐

モン族の人

プラスチックの籠が人気

焼きおにぎり
今日も売ってる、買おうと思ってよく見たら、昨日黄芽嶺にいた人だった。売り手はこうして定期市を巡回しているのかもしれない。ほかに果樹の苗売りなど何人か昨日見かけた顔があった。

みんなでプラ籠
右の二人はモン族だと思う、左の「福」の人はイ族かな? わからない

タケノコがあちこちで売られていた

野菜をスマホ決済する

このきれいな人は何族だろう
売っていたのは野菜とはちみつ。はちみつを買うことに夢中になってしまい、何族なのか訊けばよかったな~。
はちみつは1本25元(500円)、まだ味わっていない。あ、どこかのバス駅でこれが何であるかが問題になり、開けたような気がする(^^; 言っても言っても通じなくて……。

各民族入り交じり
モン族が多いかな、このスカートは特徴的。

スカートはモン族
だと思う。このスカートはモンだけど、頭に三角っぽいのが載っているのはヤオによくみられるものに似ているようにも思う。

大きなジャガイモも安いよー
帰国すると普通のジャガイモが1個100円を超えていてびっくりした。ここではいくらだったかな、とにかく安かった。

おにぎりや豆腐を焼いている

種もあった。欲しかったがたしか禁止?
日本に入る時に種はダメじゃないかなと思って買わなかった。

水タバコ一服の人々

モン族に見える
しかし違うようにも見える・笑 つまり全然わからない!

この人たちは花モンだと思う

昔、金平でこの紫の布買った
その当時は手織りだった。黒タイ族と言っていたように記憶している。今はもう工場製品だ。

民族衣装に使うパーツ

製麺機の実演販売をしていた

懐かしの解放軍バッグ
そっくりのを昔どこかで買って今も持っている。たしかその当時2元だった。

鍬や鎌など農具も多い

モンの人、カゴもかわいいですね

一家に一台オートバイ
車やバイクが普及してバスが廃れていく、どこの国も同じですね。

金平~老勐~老集寨のバスがいた
実は。
元陽新街鎮から老集寨へのバスはあった。地図で見ると、老勐を経由するのではないかと思ったのだが、時間が13時半のみだったので、正確なところは確認していない。金平からも老勐を経由すればものすごい奥にある老集寨へは行けるんですな。もっと時間に余裕があったら行ってみたかった気がする、ネット上にもたぶん何の情報もないと思う。
老勐からどちらへ動くか
定期市を見終わって町はずれに行くと、ちょうど朝発の金平行きが出るところだった。その後ろには11時半発の金平行きがすでに停車している。今出るバスの運転手が、
「乗るのか? 早くしろ!」
「いやこれには乗らないです!」
とやり取りして間もなく、バスが出て行った。

いかにも白タク的な
いかにもいかにも的な男たちがたむろしている。写真の奥には11時半発金平行きのバス。手前にいる数台の車は、別の方向へ行く車だと言う。金平は? と訊いてみたが行かないと。蒙自まで行くそうだ。3時間半と言われたかな? えっそんなに速いの? と訊くと「道がいいから」とのこと。なるほどそうなのか。
金平へはおんぼろバスで5時間。ということはたぶん6時間。到着は夕方の5時か6時になる。それから蒙自へのバスはまだあるだろうが、乗り継ぐ気になるかどうか。となれば金平で1泊。ものすごく巨大な街になったという金平を見てどうするというのだろう……。
蒙自へ行ってしまおう。つい今しがたまでは当然のように金平へ行くつもりだったのに、突然の方向転換。蒙自。
もう出るからと運転手に急かされ、宿に荷物を取りに行き、戻り、乗り込んだ。7人乗りでもしかすると我々が最後の2人だったのかもしれない。オットが助手席、私は女性2人と真ん中の列に3人、と座った。蒙自までは1人100元。
車は小さな町の東の端っこから西の端っこへと走り、あっという間に橋に出た。ここで少し渋滞、この辺りでは家畜家禽が商われていた。こっちへも来ればよかったなと思う間もなく橋を渡り、昨日来た道を逆走し始める。黄芽嶺を過ぎ、しかし新街鎮へは行かないバイパス(?)のようなルートを行く。
蒙自へはほんとうに3時間半で着いた。高速に乗らなかったのに速い。
(つづく)
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