2024年6月11~23の2週間、タイ南部をゆるく回る旅をしてきた。何十回目かわからないくらいよく行くタイ。ただ南部は殆ど旅したことがない。
5日目 チュンポンからラノーンへ
さて、ラノーンへ。
ラノーンはマレー半島が最も狭まるエリアに位置する町。ここまではバンコクから東海岸を下ってきたが、ラノーンは西海岸にある。列車はそのまま東海岸を南下していくからラノーンへはバスで行くしかない。大型バスはないようだ。
というかこの朝は少し迷った。ラノーンへのミニバスが300Bとかなり法外な値段。他に選択肢がないからと言ってちょっと高すぎる。
だったらこのまま南へ行ってしまおうか。スラタニー辺りまで南下してそこからクラビやパンガーを経てラノーンへ行くルートには大型バスもあるんじゃないか。
と考えたのだ。
でもそんなことをしているとラノーンへ着くのは早くて明日。ラノーンからチュンポンへ戻るにはどのみちまたミニバスしかない、同ルートをまた南回りにしていたら……^^;
ということでここはまぁ仕方ないので、ラノーンを目指すことにした。
昨日のうちにロットゥーの時間を聞いていたので、余裕をもってミニバス会社に行くと、「違うここじゃない!」
「えっ?」
昨日あんなに自信満々に時間や料金を教えてくれたからてっきりここだと思ったよ。
バスの発車場所を訊いて慌ててそちらに移動。近いようで遠かった。汗だくになって到着、チケットを買おうとすると
「140Bね」
「えっ?」
300じゃないじゃない、何だよまったく……。さっぱりわけわからん。
まぁチケットを買ってバンに乗り込む。最後列はちょっと嫌だなと思っていたが前方席が空いていた。よかったが隣のばあさんが侵食してくるのが嫌だった。こういうことがあるからバンは嫌なんだよね。
バンは定刻11時に走り出した。市内のあちらこちらに荷物の配達があってそれを済ませるのに時間がかかった。それからようやっと走り出し、山の間を縫って行く道に入る。思ったよりも道路事情はよい。バンは快調に飛ばしていく。
ちょうど3時間でラノーンのバスターミナルに着いた。
ほか、バンコクとクラビにはバスがある(たぶん大型バスだと思うが)。プーケットへもバスが出ているはず、時刻表は消してあったが街中を走っているのは見た。
バスターミナルから歩いて宿探し。
ラノーンは海もある町だが、私の目的は山側の温泉。町の中心は海寄りにある。中心部に泊まると温泉が遠い。というわけで、バス駅と温泉からできるだけ離れないエリアで宿を探すことにした。4軒目によさそうな宿を見つけ、決める。
別の日に麺も食べたが、こちらも美味しかった。
「これ、豚じゃなくて牛じゃない?」
と、トンチンカンなことを考えてしまうほど、肉が柔らかく煮込まれていて美味しかった。それなのに値段は50Bと良心的。こういうお店は貴重だ。
6・7日目 ラノーン滞在
さてさてラノーンはミャンマー国境としても知られているが、有名な温泉地でもある。何か所かに温泉があるらしいが、私が行ったのは最も市内に近いラクサワリン温泉。何と無料の温泉と岩盤浴があるという。行くしかない。
ちょっと台湾の壽峠を思い出した。あそこに「原住民モニュメント」がいくつかあったがそれに雰囲気が似ている。
全身入る人はたくさん見かけた。なぜここで? はわからない(^^;
みんな寝っ転がって岩盤浴を満喫している。こんなのが無料であっていいな~ラノーンの人。
なのに無料。
なのに無料。
ほんとに不思議な国タイ。ここがあるのに足湯に全身浸からなくてもいいと思うのだけど。
水着着用なのだが、タイの女性は基本的にきっちりTシャツを着て入っていた。さすがにTシャツはすごく気持ち悪いので、短パン+ブラトップとかがいいと思う。あまりバチバチのビキニとかは、多分だけど、入る勇気を持てないと思う、全員シャツ着てるから(^^;
ここに来るまであちこちでマンゴーを探したのだが売っていない。もうシーズンが終わってしまったかとがっかりしていたので、これ見つけて即買った。もち米とマンゴー、もち米は既に甘いのに、さらに何やらかけて食べる。北タイでもこうだったかな?
ラノーンでは、歩いて温泉まで往復、市場でご飯調達、が日々のやることだった。
そうそう、初日に宿の裏手でムエタイのイベントが開かれていて、子ども戦士が闘っていた。かなり大人たちが興奮する試合もあり、ああいうのは大きなお金が賭けられているのかもと思いつつ見ていた。
子どもが好きでやっているのならいいが、一家の大黒柱になってしまう例もあるようで、ちょっと複雑な気分になった。
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